日本のコロナ対策は他国に比べて優れている!

日本で当初から提唱されていた「3密」がWHOでも使われ始めています。

日本が欧州諸国で起こったような感染爆発をどのように防いだのか、厚生労働省で発表された新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言をもとに解説していきたいと思います。

 

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日本のクラスター対策はどのように行われたのか?

他国のクラスター対策では「誰が誰に接触をしたのか」という点を調べるだけのものでありました。

日本政府が行ったクラスター対策は、時間をさかのぼって「感染者が過去に濃厚接触していた場所や時間はないか」という点まで解析をしていました。

そのため、他国では見つけられていなかった「3密」という概念を日本は見つけられたと考えられます。

 

もともと結核の感染対策で使われていた

不治の病として恐れられていた結核と戦うため、日本は保健所と専門家が連携して結核患者との接触者を追跡する対策を昔から行っておりました。

 

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こういった追跡をする対策が今回のコロナウイルスにおいても役に立ったということであるといえます。

また、クラスターを潰すだけではなく、なぜクラスターが起こってしまったのか、細かい分析を行うことで、コロナウイルスに感染しやすい条件に「3密」が関係していることを見つけ出しました。

 

「3密」を避けるという対策の発見

日本では過去の経験からも、もともと未知の感染症を早期発見できるように、前広な事例報告を求めていた点も有効だったと考えられます。

日本は地方でも医療アクセスも良いため、感染症とみられる場合は胸部X線、CT検査、PCR検査を早期に行うことで感染者の早期発見を探知できていました。

患者の早期発見を通じて専門家らは「患者のうち8割は他人に感染をさせない」と早いうちに認識できていたため、初期段階から「3密」回避という概念を見つけていたのです。

 

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過去への「さかのぼり調査」を行っていた

接触者調査の際には、今後の感染者を探す対策だけではなく、共通の感染源となった場所を特定するため、過去への「さかのぼり調査」を行っていました。

そういった分析から「3密」の早期発見を出来ていたのです。

 

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日本の専門から、および日本政府はやはり他国に比べても優れています。

もちろん日本人の国民性という点もありますが、日本ではコロナによる死者も少なく、最善の対策は出来ていると思います。

日本政府は経済の問題もあるため、なかなか動きづらい面はあると思います。

ただ、こういった優れた対策が出来ていることを皆さんに知ってもらい、日本で生きていることを誇りに持っていただきたいと思いました。

ソーシャルディスタンスは日本文化により自然と育まれていた!

ウィズコロナの中にあってソーシャルディスタンスを取ることは新型コロナウイルスの感染を阻む重要な要因の一つです。

そのソーシャルディスタンスですが、かつて侍の国であった日本においては自然と他者との距離を取ることは武士が日本刀を帯刀する文化により育まれていたといえます。

鍵は日本人の日常の所作にあります。

 

日本人の新型コロナウイルスによる死者の少なさを山中伸弥教授はファクターXと呼ぶ

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政府による新型コロナウイルス対策の分科会のメンバーでもあるノーベル医学賞受賞者の山中伸弥京都大学教授は、日本人の新型コロナウイルスによる死者の少なさの要因を「ファクターX」と呼んで、例えばBCGなどがファクターXの一つと考えられるのではないかとしています。

個人的な見解を述べれば、日本人の日常の所作そのものがファクターXではないかと思います。

それは日本はかつて侍の国で、武士は日本刀を帯刀することにより育まれた日本人の所作は現在もそのときの影響下にあるといえます。

それは、例えば欧米のようにハグはしないなど、日本の日常の所作はほどよい他者との距離を保つようになっています。

その淵源は刀で斬られないために自然と育まれたものといえます。

日本において他者との距離は刀一振り分が基本となったのは、自然な流れなのは必然です。

茶室などでの刀を置いて入るところでは、それでも馴れ馴れしくはならずに、そこにはピンと張り詰めた緊張感があります。

茶室の中でも距離がとても大切な意味を持っていて、主と客人との間の距離は茶を通して媒介されることになります。

 

日本人は大声で話さない

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日本人は人前では概して大声では話しません。

外国の方は驚くそうですが、満員電車の中でも話し声はめったに聞くことはなく、だれもが沈黙しています。

これが新型コロナウイルスに汚染された飛沫を拡散さることにつながらないのです。

これも武士道から来るもので、例えば日本の慣用句に「沈黙は金なり」というものがありますが、これはグローバリズムの現在でも日本人には深く刻まれていて、頑固に居座り続けることでしょう。

しかし、それが新型コロナウイルスの感染拡大を阻むことになっているので、ウィズコロナの現在、再び「沈黙は金なり」が重宝されるという、小さなことですが、反グローバリズムが日常生活に求められています。

また、虫の声を風情あるものとして聞き取るのは世界広しといえども日本人のみで、他国の人は単なる雑音にしか感じないそうなのです。

これも静寂に何物にも変えがたい価値を見出した日本人の日常生活の在り方が窺い知れるというもので、静寂に重きを置いた日本人は、松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」ではありませんが、虫の声が聴き取れることが静寂の尺度となるこの感覚は日本人特有のもののようで、これもファクターXと考えられないでしょうか。

 

箸や茶碗が各人専用のものが決まっている

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日本人は食事を取るとき、それが家族であろうと各人専用の箸や茶碗で食事を摂ります。

これも日本人特有のことのようで、この習慣が新型コロナウイルスの感染を防いでいるといえます。

バイキング形式の会食で見ず知らずの人と共用するディングなどから新型コロナウイルスがうつるといわれていて、各人専用の箸や茶碗で食事を取る習慣がある日本人は、自然と新型コロナウイルスに感染することを防ぐ所作が身についているといえます。

これは、何度となく襲ってきた疫病から身を守るために日本人が本能的に身に付けた所作といえ、先人の智慧は疎かにしないことです。

先人たちは度重なって襲ってきた疫病や流行病を生き延びてきた人たちなのです。

ここで、ウィズコロナ、ポストコロナの時代、先人の智慧を見直してみてはいかがでしょうか。